心の中をあけまして!

言いたくなったことをいう場所です

2022年を振り返るぞ!(お芝居編)

2022年をトピックごとに振り返ろう!その2。

続いてはお芝居編。「舞台部門」と「映画部門」。
食べ物編より短め。写真が少ないのでね。
ランキングではないです。だいたい観た順。

舞台部門

2022年はミュージカル・演劇含めて月1くらいで観賞。
チケットを取ったお芝居を以下10個。残念ながら中止になってしまった公演もあった。内容にも触れつつ振り返ります。

  1. 2月 日生劇場:ミュージカル「ラ・マンチャの男」(公演中止)
    松本白鷗最後のラ・マンチャ松たか子の親子共演!絶対に観に行きたくてチケットも取れたのに中止になってしまった。2022年冬はこれを観ることを目標に生きていたので、しばらく嘆いていた。ぴえん。

  2. 3月 日生劇場:ミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち」
    演出の山田和也さんが大好き。やっぱり絶対ハズレ無い。鹿賀丈史さんのジョルジュと市村正親さんのザザがとっても魅力的。華やかで笑いの絶えない舞台。本当に観られてよかった~!

  3. 4月 天王洲 銀河劇場:演戯「ヴィジュアルプリズン」月世饗宴
    原作となったアニメが好きなので観に行った2.5次元ミュージカル。アニメを舞台にすると難しいだろうな……と思う場面も、綺麗に魅せていて凄いなあと思った。ECLIPSE(ディミトリとハイドのユニット)のギャグ感も良かったな。

  4. 6月 世田谷パブリックシアター:舞台「奇人たちの晩餐会
    また演出、山田和也さん!片岡愛之助さんと戸次重幸さんのお芝居。変人フランソワが良かれと思ってやったことがピエールにとってはことごとく迷惑になるんだけど、とにかく良い人で何か見入ってしまう。愛之助さんと戸次さんの掛け合いも面白くて、満足感の高い時間だった。

  5. 6月 自由劇場:ミュージカル「シデレウス」
    自由劇場、四季以外もやるんだ!とびっくりした。縁あって観に行くことになったLDHさん主宰のお芝居。ガリレオ・ガリレイヨハネス・ケプラーの物語で、天文学史に関心がある私にとって興味深い内容だった。舞台美術も天球儀&プラネタリウムのようで、世界観に入りこめたのがよかった。

  6. 7月 帝国劇場:ミュージカル「ガイズ&ドールズ」(公演中止)
    抽選で何度も外れるも、キャンセル分でようやく手にしたチケット。返金手続きをした時のむなしさは、2022年で一番だったかもしれない。観たかった……。2022年最大のぴえん。
  7. 8月 文化村オーチャードホール:ブロードウェイミュージカル「コーラスライン
    ガイズの代わりにと思って、有名なのでコーラスラインを観に行った。アメリカ文化や多様性に関心がある人には、興味深いし、先見性を感じる舞台だったと思う。私は鬱屈とした日常から離れたエンタメ性を求めていたので、見るだけで疲れてしまった。全編英語なのだが、字幕が舞台の横に表示されるのは見やすくてよかったなあ。

  8. 8月 帝国劇場:ミュージカル「ミス・サイゴン
    ガイズの代わりその2。市村正親さんと高畑充希さんの回を拝見。ヴェトナム戦争を主題にしているミュージカルなので、こちらも内容は重ためでしたね……(それはそう)。とはいえ、ショーやアクションなど見入ってしまうシーンも非常に多くて、考えながら楽しむことができた。さすが帝劇のお芝居。

  9. 9月 シアタークリエ:ミュージカル「モダン・ミリー
    底抜けに明るい、私が求めていたお芝居!中国系移民を戯画化するのは現代的にどうなん……?とも思いつつ、玉の輿を狙うミリーと典型的な嫌なヤツジミーの少女漫画みたいなやり取りに終始ドキドキしてしまった。最後までマンガみたいでよかったなあ。

  10. 11月 東急シアターオーブ:ミュージカル「天使にラブソングを〜シスター・アクト〜」
    演出山田和也さん!山田さん演出といえば、9月の渡辺直美さん主演「ヘアスプレー」に行けなかったのは残念だった。でも「天使にラブソングを」で森公美子さんのデロリスを見られて、もう大満足。パワフルさもコミカルさも最高だった。

観られた舞台は8本。今年は中止になる舞台がないといいなあ。2023年もいくつかチケットを取っているので、気になったお芝居はできるだけ観に行こうね……!

映画部門

2022年、映画あまりたくさんは見られなかったな。
劇場で観たアニメ系とインド映画系をいくつか。全13本。

  1. 劇場版「BanG Dream! ぽっぴん'どりーむ!」
    バンドリ!シリーズのアニメ映画。グアムでライブ、いいじゃないか。トラブルに巻き込まれながらも、音楽って楽しい!!というのが伝わってくる。仲間思いな姿、年を重ねるたびにジーンとしちゃうのだ。

  2. 劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」
    推しの推し「名探偵コナン」。レイトショーにて鑑賞。
    会社の人も観たと言っていた。渋谷の街が割ととんでもないことになっていて笑ってしまった。学生時代、ロシアに留学していたこともあって、ロシア語が聞こえてくることも嬉しかった。大人気作品、やっぱり充実感がある。

  3. 「進めクマール!恋愛必勝法」
    インド映画(タミル語)。IMW2022作品。恋愛に奥手なクマール青年が、一目惚れした同僚にアプローチするために、恋愛指南師の力を借りながら頑張るストーリーなのだが、ここで落着するのかなと思ったタイミングで大どんでん返しがあったり、桜やチューリップの前で踊っていたり、エンタメ性の高い140分だった。

  4. ハケンアニメ!」
    内容も評判もほぼ知らずに観に行った。派遣社員が出てくるのかと思ったら、アニメでクールの覇権を獲ろうという映画だった。吉岡里帆さんステキ。お仕事系ドラマが大好きなので、頑張る大人が出てくると無条件でグッと来てしまう。主題歌「エクレール」もあまりにもよかったし、何より仕事を頑張ろうと思えた。いい映画だったな。

  5. トップガン マーヴェリック」
    大人気トム・クルーズ主演映画。2022年最高の映画に挙げている人も結構いて、確かにあの高揚感はドキドキするよなあと共感。そしてトム様、若々しい。個人的にはアメリカ最強!みたいな無意識へのプロパガンダを感じてしまったので、一歩引いてしまったのだが、私がアメリカ人でナショナリティを内面化していたら最高だったに違いない。(写真なし)
  6. 「デリシュ!」
    フランス映画。時はフランス革命前夜、宮廷料理人のマンスロンが貴族の反感を買ってしまい、田舎に帰るところから話は始まる。事実に基づくというものの、どうもフィクション感の強い映画だった。ただ食べ物はおいしそうだし、徹底的に共和国万歳!なテンションが、ある意味爽快だった。
  7. 「ギャング・カルテット 世紀の怪盗アンサンブル」
    スウェーデン映画。凄腕金庫破りのシッカンが刑務所にいるうちに、仲間たちが盗賊団から足を洗ってしまい、次のお宝を1人で盗まなければならなくなってしまった!しかもそのお宝をめぐっては、フィンランドの歴史にも関わる大きな陰謀も動いていて・・・!なクライムコメディ。いかにもダメそうな盗賊団が憎めなくて、ストーリー展開もきれいだった。上映館が少なかったのが残念!
  8. 劇場版「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEスターリッシュツアーズ」
    大人気うたの☆プリンスさまっ♪シリーズ。映画が始まれば、劇場はライブ会場に。神宮寺レンさんの曲がめちゃくちゃよかったですね。世界を歌でつなぐ演出だったり、アンコールも含めてワクワクした。

  9. 「スーパー30 アーナンド先生の教室」
    インド映画(ヒンディー語)。なんとなく友人を巻き込んで観に行った。インドらしいBGMが印象的だった。貧しい人が教育で成功する物語がインドでは人気があるようだ。実話ベースなのに先生命かけすぎじゃない!?と思わないでもないが、思いのアツい作品だった。

  10. 「RRR」
    インド映画(テルグ語)。どうやらあの「踊るマハラジャ」を越えて、日本での歴代インド映画のなかで興収が1位になったらしい。すごいな。アクションは派手だし、CGも力が入っているし、ナートゥダンスに代表されるエンタメ性も楽しい。物語も確かにめちゃくちゃ熱いのだが、1920年代の独立解放闘争を下敷きにしているので、実際の歴史が頭にちらついて私は集中できなかったな……。(だって「プレーム兄貴、王になる」とか「サーホー」とか「英国総督、最後の家」とかのほうが断然面白かったじゃん!!)

  11. 「マスター 先生が来る!」
    インド映画(タミル語)。やったーヴィジャイだー!少年院の更生担当になった心理学の教授がとにかく殴ってパワーで解決。そして巨悪をなす敵のボスもパワーで解決。そうはならんやろ!なっとるやろがい!的な展開も多いし、ダンスもたくさん踊るし、エネルギッシュな作品。パロディが多いので、タミル語やマラヤ―ラム語の映画知識がもっとあったら、さらに面白かっただろうな。

  12. 「土を喰らう十二か月」
    沢田研二さん主演の、静かな映画。原作は『飢餓海峡』や『金閣炎上』で知られる水上勉。長野県の山奥で暮らすツトムが「生きている」手触りのする映画で、天地のことよりも、人事に焦点のある時間だった。食べ物と言えば、タケノコを食べるシーンが一番いい。映画の宣伝にもそこが使われている。葬式のシーン以降は自分はあまり好かなかった。死とエゴからの超克にいたるまでの過程が、人間らしくて見ていられなかったというのがある。

  13. 「人生は二度とない」
    インド映画(ヒンディー語)。インドの青年3人が独身のうちにスペインを旅する作品。3週間の旅でそれぞれの想いをぶつけつつ、人生にとって大事なものを見つけるというのが、王道だけどいい主題。メッセージよりも、マリンダイビングしたり、スカイダイビングしたり、フラメンコしたり、牛追い祭りに参加したり、とにかく色々するのが楽しそうなのがいい。レイラを演じるカトリーナ・カイフがめちゃくちゃ綺麗なので、それだけでも観てよかった。

こうやって振り返ると、平均して月に1作品ずつ。インプット不足!
2023年はもう少し積極的に映画を観たい……!
2週に1本でも24本くらい見られるはずですからね。頑張りましょ!