せっかくブログを作ったので、年1の振り返りをする以外にも何か使いたいなと思い始めた。
正月に開設したからタイトルに「あけまして!」とあるが、8か月経って改めて見ると少し気まずい。
これからは時々いらんことを書こうと思う。
先日髪を切りに行った。私は自分の外観にとことん無頓着なので、正直どのような髪型に切られようと構わないと思っている。とはいえ社会生活を営んでいる以上、まともに見える髪型にしてもらっている。
基本的に「これで大丈夫ですか?」と訊かれたら「アッハイ」とか「大丈夫です」と返事をするというルーティーンなので、美容室コミュニケーションで不自由したことはない。リズムゲームの要領で、先方から飛んでくる会話ノーツに対して「アッハイ」「ア ッハイ」「ダイジョブデス」と言っていると、そのうちゲームクリアできる。
ただそのゲーム中、毎回うっすら気にかかるノーツがある。
「あのー、もみあげ自然にしますか?」
……ふむ。
(脳裏をよぎる「自然にしますか」)
「自然にしますか」 ???
いや「自然にしますか?」と訊かれると、ちょっと怖い。でも「自然」があるということは、もみあげを不自然にしたり、異常にしたりすることもできるんだろうか……?いやいやいや「もみあげ、異常にしますか?」とか訊くわけないだろ。とはいえ「え、どういう意味ですか」と訊くのはなんだか憚られる。てかそもそも「自然にする」以外、選択肢なくない……?
きっと「もみあげを自然にする」というのは業界用語で、先方に特別な意図がないのだと思う。そのことは承知しているつもりだ。だって大人だからね。おそらく「もみあげを完全になくす」とか「剃り込みを入れる」とか、なんかこう人為的なデザインにすることもできるとか、そういうことなのだ。
人為。自然の対義語。人間も自然の一部だろ!と言われると悩むやつ。すべての人為も自然なのではないだろうか。いやアフリカの国境線をみてみろ、自然ではないだろう。私のもみあげはアフリカ大陸か。うーんうーん。
1回くらい「他もなんかあります?」とか訊いてみればいいんだとは思う。でもめちゃめちゃ奇抜なもみあげになったら困るなという社会性もある。自分が思っているより、自分の外観に無頓着ではないらしい。
あれこれ考えたが、特に攻めようという思いもなかったので、私はこう言った。
「アッ、自然でダイジョブデス」
ってね!
今後もたぶんこんな感じで、書きたくなったら書きたくなったことを書きます。